小学1年生の僕が、obnizで勉強していること

【第1講:疑問】LEDって何?

Traffic Light

こんなことを、算哲から聞かれました。

電子ブロックのランプと、 LED は何が違うの?

LED というのは、日本語では「発光はっこうダイオード」というんだよ。学研の小学国語辞典では「発光ダイオード」はこう書いてあるよ。

半導体を使って、電気を流すと光を発する電子回路

小学国語辞典「新レインボー(改訂第6版)」学研

この「半導体はんどうたい」は「ダイオード」で、光を出すダイオードが LED なんだ。光らないダイオードは電子ブロックにもあるけど、覚えているかな?

名前はおぼえてるけど・・・

ダイオードの特徴は、覚えてないかな?

忘れた・・・

じゃあ、電子ブロックを使って、もう一回勉強してみよう。

1.ダイオードとは?

学研電子ブロックEX-150の回路集で、No.2,No.3「電流の向きと整流作用」をおさらいしてみよう。No.138「ダイオード検査機けんさき」も勉強になるかもね。

そっか、思い出したよ。
矢印の方向にしか電気が流れないんだね。

そう、ダイオード は「電気を一つの方向にしか流さない」部品をいうんだ。

2.LEDは光るダイオード

LED は、ダイオード の一種ということを、電子ブロックを使って確認してみよう。学研電子ブロックEX-150の回路集No.63「ランプコントロール回路」を少し修正して、こうしてみたよ。

電子ブロックで三色LEDをテストしてみた

【変更内容】

パイロットランプの場所につながらないようにブロックを入れて、プラス側をテスター棒、マイナス側を黒コードを挿している。

【注意】

LED作動電圧 は、3.5~5Vです。

KS0310_Keyestudio_Traffic_Light_Module_(Black_and_Eco-friendly)

赤のテスター棒がプラス側で、黒のコードがマイナス側だよ。

黒コードを「GND」につないで、テスター棒を「R」ピンにつないで、ボリュームを上げていくと、赤 LED が点灯するね。

テスター棒をつなぐ場所を変えると、LED が色々つくね。
同時につけることもできるんだね。

obniz もこのテスター棒みたいに電気を流して LED をつけるんだね。

そうなんだよ。obniz では、どこのピンに電気を流すというテスター棒の動きを、プログラムに従って obniz Boardの中の電子回路がやっているんだ。

じゃあ、今度は、黒と赤を逆にしてみようか。

つかないね・・・

ダイオード の特徴で、一方向しか電気が流れないから、逆にすると電気が流れないんだ。だから、光らないんだね。

3.昔のランプとの違いは

今度は、電子ブロックのパイロットランプに、テスター棒と黒コードをつなげてごらん。接触させる場所はわかるかな?

光ったよ!

赤と黒を逆にして接触する場所を逆にしてみようか。

こっちでも、光るね。

昔のランプは、ダイオード でできていないんだ。だから、どちらから電気を流しても点灯するんだよ。

それより、明るさについて、何か気づかない?

ランプは、LED に比べて暗いね。

そう、同じ電気だと、LEDのほうが昔のランプに比べてだんぜん明るいんだ

昔のランプは白熱電球はくねつでんきゅうとか蛍光灯けいこうとうというもので、光る仕組みが違うんだ。LED のほうが明るいから、同じ明るさを出すのに必要な電気が少なくてすむんだよ。

だから、電気を節約できてエコなんだ。また、LED のほうが長持ちするんだよ。それで最近はどんどん LED が使われてるんだよ。

4.まとめ

電子ブロックのパイロットランプと、 LED の違いは、こんなところかな。

  • 同じ電気の力では、LED のほうが明るい。
  • それは、光る仕組みが違うから。電子ブロックのパイロットランプは白熱電球、LEDダイオード でできている。
  • LEDダイオード だから、電気の向きが逆だと点灯しない。昔のランプはどちらがプラスでも点灯する。
  • LED のほうが使う電気も少なくて長持ちする。

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